ケアワーカーの悩みごと

介護士が抱える悩みとその解決法

悩みのトップ!介護士の腰痛事情

介護士の悩みとして多く挙げられるのが、職業病とも言われる腰痛です。悪化すると仕事に支障をきたすこともあります。原因としては。腰に負担のかかる動作が多いことにあります。オムツの交換や入浴やトイレ介助などで、前かがみや中腰になるなど、無理な姿勢をや同じ姿勢をとり続けたり、移乗などで利用者さんを持ち上げる、食事の介助の時、隣に座って体をひねる動作をするなどが原因になっています。また、人間関係のストレスや、疲労の蓄積も原因になります。人間関係や疲労の蓄積などは人手不足が根底にあり、慢性的な人手不足が一人一人の業務を多くして、疲労を蓄積させたり忙しさから人間関係にも支障をきたしているからです。

腰痛にならない為にも、普段から予防を心掛ける事が重要です。普段から正しい姿勢を心掛けたり、介助の際同じ姿勢を避けたりしましょう。入浴やトイレ介助では、どうしても同じ姿勢を長時間取りがちですが、意識して姿勢を変えるようにするのが効果的です。更に、利用者さんのレベルに合わせて、無理のない程度に利用者さんに動いて貰うようにすると、腰痛予防にも利用者さんの自立にも繋がります。また、ストレッチも腰痛予防に役立ちます。しかし、普段から予防に気を遣っていても、腰痛になることがあります。腰痛になった時は、慢性化したり重症化させないことが大切ですので、すぐに対処することが重要です。まず病院に行き、適切な治療を受けましょう。重症化させない為にも仕事内容を調整したり、時には安全な介護を行う為にも休むことも必要です。また、普段からサポーターやコルセットを使い、腰への負担を軽減させましょう。

介護士の悩み、睡眠障害について

介護士は、夜勤によって本来眠る時間に交代勤務が繰り返され、睡眠障害を起こす場合があります。睡眠障害が悩みである介護士は多く、不眠だけではなく様々な症状が現れます。寝つきが悪くなったり、熟睡できずに目が覚めるなどの不眠の症状から、勤務中に強い眠気に襲われたり、集中力が低下します。また、ちょっとした隙に居眠りをしてしまうマイクロスリープを起こしてしまいます。勤務中の集中力の低下やマイクロスリープは、重大事故に繋がってしまう恐れがあります。また、気力の低下やイラつき、鬱の症状などが現れて、人間関係もうまくいかなくなる場合もあります。

このように不眠から様々な症状を引き起こしますが、睡眠障害は身体的な不調にも繋がっていきます。消化器系の不調が起こることで、下痢や便秘をくりかえしたり、動悸息切れ、肩こりや腰痛、倦怠感、月経不順などを起こします。こうした問題を解決する為には、生活リズムを改善させるのが1番ですが、夜勤があるとそうもいきません。その為、睡眠障害にならない為の工夫が必要です。夜勤専属であれば、昼夜逆転を徹底することで解消できますが、そうでない場合は、眠りたい時間に眠れるように部屋を暗くし、アイマスクや耳栓を使用すると良いでしょう。目や耳からの刺激を遮ったり、室温をコントロールしたり寝具を寝心地のいいものに変えるなどの工夫も必要です。その他にもリラックスできるグッズなどを使用しながら、快適な眠りができるように心掛けましょう。具体的な解決方法は、こちらの「介護士の睡眠障害~うまく眠れないあなたへ~」というサイトが参考になるかもしれません。